reslog株式会社 代表取締役

執筆者 大野克也｜Webマーケター

Webマーケティングコンサルティング会社で市場調査やデジタルマーケティング（広告/SNS運用）・Webディレクターを経験。SaaS比較・口コミサイトのビジネス統括として、セールス&マーケティングの戦略立案や事業計画策定など事業部のビジネス領域を管掌。

その後ベンチャー企業の執行役員CMOとしてセールス・マーケティング部門を管掌し、キーワード選定やオウンドメディア構築・広告メッセージの整理を行い、マーケット調査〜事業立上げ・グロースを経験。

副業から法人成りを行い2024年にrimad株式会社を創業。ファクタリング口コミ・比較サイトを立上げ、市場調査からポジショニング戦略・プロダクトマーケティングに従事。デジタルマーケティング（SEO・広告運用）で大きく売上を拡大。

2025年にメディア運営・広告代理業を行う株式会社アイズ（東証グロース：5242）にrimad株式会社を売却。同年（2025年）にreslog株式会社を設立。

200社以上の各種スクールを調査し、ITスクールの口コミ・比較サイト「リスログ」を2025年にリリース。Webマーケティング・SNS運用スクールに関する記事を執筆中。

■経歴
・スマートキャンプ株式会社｜メディア事業部 ビジネス統括
・ステップ・アラウンド株式会社｜執行役員CMO
・rimad株式会社｜代表取締役 ※2025年に上場企業へ売却
・reslog株式会社｜代表取締役
■得意領域
・市場調査/マーケティング戦略
・SEO対策/コンテンツマーケティング
・ホワイトペーパー/SNS運用
・オウンドメディア/キーワード選定
・リスティング広告/Meta広告
・Webサイト改善/LP作成
・セールスライティング/コピーライティング
■利用ツール・SaaS製品
・アクセス解析：Google Analytics/Ptengine/AD EBiS/Similarweb
・SEOツール：Semrush/Ahrefs/Search Console/Ubersuggest/MOZ
・デー分析：Power BI/Looker Studio
・ヒートマップ：User Insight/Clarity/Ptengine
・チャットボット/Web接客：Flipdesk/Penglue
・MAツール：HubSpot Marketing Hub/Pardot
■保有資格
・Web解析士

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SNS運用スクールを検討してる方の中には、補助金や給付金を活用して安く受講したい人もいるでしょう。SNS運用代行スクールの中には、リスキリング補助金や教育訓練給付制度の対象のスクールもあります。

今回は両者の補助金・給付金制度の概要を説明しながら、SNS運用代行スクールの選び方や注意点を解説し、おすすめのスクールを紹介していきます。

補助金・給付金対象のSNS運用代行スクール6選！支給要件や注意点

リスキリング補助金・教育訓練給付金とは？それぞれの違いや給付条件・対象者

リスキリング補助金｜経産省指定講座は最大70%還元・2段階制

リスキリング補助金は、経済産業省が主導する「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の一環として提供されている補助制度です。主に転職を前提とした学び直しを支援する制度で、経産省が指定した講座のみが対象となります。

最大の特徴は、受講修了時に50％、転職後に追加で20％が支給される2段階制で、条件を満たせば受講費用の最大70％が還元される点です。

SNS運用代行スクールの中でも、法人向け・マーケティング職向けの実践的な講座が対象になりやすく、未経験からのキャリアチェンジを目指す人に向いています。ただし、転職意思の証明やキャリア面談の参加など、一定の要件を満たす必要がある点には注意が必要です。

教育訓練給付金｜職種や難易度に応じて3種類

教育訓練給付金は、厚生労働省が管轄する給付制度で、雇用保険の被保険者を対象に学習費用の一部を支給する仕組みです。

講座の難易度や職種に応じて3つの種類に分かれており、SNS運用代行やWebマーケティング関連講座が対象になるケースもあります。

リスキリング補助金と異なり、転職が必須条件ではないため、在職中のスキルアップや副業目的でも利用しやすい点が特徴です。給付率や上限額は種類によって大きく異なるため、自分がどの区分に該当するかを事前に確認する必要があります。

教育訓練給付金の3種類比較表

• 専門実践教育訓練
  • 雇用保険の被保険期間が原則2年以上
  • 中長期的なキャリア形成を目的とした講座
  • 修了後の就職・賃金向上が期待される分野が対象
• 特定一般教育訓練
  • 雇用保険の被保険期間が原則3年以上
  • 比較的短期間で実務に直結する講座
  • 再就職・キャリアアップ支援が目的
• 一般教育訓練給付金
  • 雇用保険の被保険期間が原則1年以上
  • 基礎的なスキル習得向け
  • 給付率は低いが利用ハードルが低い

リスキリング補助金・教育訓練給付金の支給要件と対象者

補助金・給付金を利用するためには、それぞれの制度で定められた支給要件を満たす必要があります。リスキリング補助金は、転職意思のある在職者が主な対象で、キャリア相談や転職活動への参加が求められます。

一方で教育訓練給付金は雇用保険の加入期間が重要で、受講前にハローワークでの手続きが必須です。いずれの制度も、事前申請が必要なケースが多く、受講後では申請できない場合があるため注意が必要です。

スクール側が申請サポートを行っているかどうかも、選ぶ際の重要なポイントになります。

転職前提の受講ならリスキリング補助金がおすすめ

SNS運用代行を学んだ後に、WebマーケターやSNS担当として転職を目指す場合は、リスキリング補助金の活用がおすすめです。最大70％の補助が受けられるため、自己負担を大幅に抑えつつ、実践的なカリキュラムを受講できます。

一方で副業や現職のスキルアップが目的の場合は、教育訓練給付金の方が使いやすいケースもあります。自分のキャリア目的と制度の条件を照らし合わせ、最もメリットの大きい制度を選ぶことが、賢くスクールを受講するためのポイントです。

リスキリング補助金・給付金対象のSNS運用代行スクール6選！

WEBCOACH 案件提供5件/マンツーマン指導/SNS運用×生成AI+47のWebスキルを学習

WEBCOACH（ウェブコーチ）の基本情報｜費用・受講期間・形式・案件提供・特徴

WEBCOACH（ウェブコーチ）はコストを抑えたい方におすすめのマンツーマンSNS運用スクールで、現役のSNSマーケターが講師担当・InstagramやTikTok広告など、SNS運用に必要なスキルを学習できます。

案件提供が5件あり副業にもおすすめで、転職サポートやキャリア相談など卒業後の支援も力を入れています。またSNS運用だけでなく独立後の仕事獲得スキルを身につけるため、動画編集スキル・バナー制作・ポートフォリオ制作・コピーライティングも学習します。

Webに関する人気の47スキルがオールインワンになっており、卒業後も永久に学び放題なのが特徴です。課題に対しても現役のプロコーチが添削を行い、現場目線でフィードバックを受けることができます。

WEBCOACH（ウェブコーチ）のメリット・特徴

WEBCOACH（ウェブコーチ）は、特に女性を対象としたオンライン完結型のWeb系キャリアスクールです。​最大の特徴は、47種類以上のWebスキルを網羅的に学べるカリキュラムと、現役フリーランスによるマンツーマンサポートです。

​コーチの採用率は5%以下と厳選されており、月2回のコーチングや24時間対応のチャットサポートを通じて、受講生の学習を手厚く支援します。

​また受講期間中に実案件を経験できる機会があり、実践的なスキルを身につけることが可能です。​卒業後もカリキュラムを無制限で閲覧できるため、学びを継続しやすい環境が整っています。

​さらに経済産業省のリスキリング補助金対象スクールとして、受講料の最大70%がキャッシュバックされる制度も利用できます。

WEBCOACH（ウェブコーチ）の口コミ・卒業後の進路

WEBCOACH（ウェブコーチ）の受講生からは、「現役フリーランスのコーチによる実践的な指導が役立った」「幅広いスキルを学べて、自分に合った分野を見つけられた」といったポジティブな口コミが多く寄せられています。​

特に子育て中のママや副業を目指す会社員からは、オンラインで柔軟に学べる点や、実案件を通じて自信を持てたという声が目立ちます。

​卒業後は、フリーランスとして独立する方や、副業でWebデザインやライティングの案件を受注する方が多く、実務経験を積みながらキャリアを築いています。​また、卒業後もカリキュラムを閲覧できるため、継続的なスキルアップが可能です。

WEBCOACH（ウェブコーチ）のデメリット・注意点

WEBCOACH（ウェブコーチ）のデメリットとして、完全オンラインでの学習となるため、対面での指導を希望する方には不向きである点が挙げられます。​

また就職や転職を目指す方に対するサポートは限定的であり、主にフリーランスや副業を目指す方向けの支援が中心です。​そのため、企業への就職を希望する場合は、別途転職支援サービスを利用する必要があります。

SONOMAMA 1年でフォロワー1万を目指すインフルエンサー×コンテンツ戦略/マンツーマン

SONOMAMA（ソノママ）は現役インフルエンサーがマンツーマンで指導するSNSマーケティングスクールで、運営会社のメディアエイド社は日本で最もバズを生み出すSNS企業で、代表の九島の総フォロワー数は59万人です。

TikTokやInstagramなどのアルゴリズムをハックし、現役インフルエンサーが発信したい内容をコンテンツ戦略に落とし込みながら、SNSアカウントの設計から構築までを行います。また動画や画像作成のスキルに加えて、目標収益のロードマップも引くため、副業やフリーランスとして独立を検討してる方におすすめです。

チャットサポートやコーチング・アカウントの添削・営業サポートなど、細かな部分まで支援を行う伴走型SNSスクールのため、1から自分のSNSを構築して稼ぎたい人に向いています。現役インフルエンサーが監修しており、カリキュラム・費用の詳細はお問い合わせなので、まずは無料カウンセリングに申し込みしましょう。

SHElikes 最大70%&35万円割引/マーケティング以外も学べる女性向け月額制スクール

SHElikes（シーライクス）｜費用・受講期間・形式・案件獲得保証・特徴

SHElikes（シーライクス）は女性向けに特化した45以上の職種スキルに対応し、月額制で学び放題のビジネススクールです。

経済産業省が認可したリスキリング補助金対象のため、最大で35万円（50%）がキャッシュバックされるので、安く受講したい方におすすめです。

カリキュラムではSNS動画制作やYoutube編集があり、他にもWebデザインやマーケティング・ライティングといった周辺スキルを身に着けれるのが強みです。

しっかりとスキルを身に着けた方には案件紹介も行っており、1万件以上の案件紹介を行っています。また期間によっては無料体験レッスンの参加でMacBook Proも抽選でプレゼントしています。

SHElikes（シーライクス）のメリット・特徴

SHElikes（シーライクス）は、女性限定のオンラインキャリアスクールであり、動画編集をはじめ、Webデザインやライティング、マーケティングなど幅広いスキルを定額で学べるのが大きな特徴です。

特に、多彩なコースを自由に受講できるため、複数のスキルを身につけ、副業やフリーランスを目指す女性に最適な環境となっています。

また、オンラインコミュニティが非常に活発であり、受講生同士の交流や情報交換がしやすく、モチベーション維持にも役立っています。

さらに、定期的なイベントやキャリア支援の仕組みも充実しており、スキルだけでなく自己実現やキャリアアップを目指す女性にとって、非常にメリットの多いスクールです。

SHElikes（シーライクス）の口コミ・卒業後の進路

SHElikes卒業生は副業で収入を得たり、フリーランスとして独立しているケースが多く見られます。

特に口コミでは、「幅広いジャンルのコースを受けられるため、自分に合ったスキルを見つけやすかった」「仲間と励まし合えるコミュニティがあるため、最後まで挫折せずに学べた」といった良い評価が多いです。

卒業後は動画編集やWebデザイン、SNS運用など複数のスキルを組み合わせて副業をスタートし、月数万円〜数十万円を得るようになった方も少なくありません。

ただし、「卒業後すぐに高収入を得るのは難しく、実績作りや営業活動が必要だった」という現実的な口コミもあり、卒業後の自発的な行動や継続的な努力が重要になることも理解しておく必要があります。

SHElikes（シーライクス）のデメリット・注意点

SHElikesのデメリットは、月額制で多くのコースを自由に受講できる分、自己管理やモチベーション維持が苦手な方には不向きな点です。特に、明確な目標や期限を自分で決めて取り組まないと、受講期間が長引き、結果的に費用が高くなる恐れがあります。

また定額制で複数コースを受講できる一方で、ひとつひとつのコースの内容は比較的基礎的なため、高度な専門スキルを深く学びたい場合には物足りなさを感じる可能性もあります。

さらに、女性限定のため、男性や幅広い層との交流ができないという点もデメリットとして考えられます。受講前に、自分の目標や学習スタイルに合致しているか慎重に確認しましょう。

スキルスキップ 女性向けマンツーマン/SNS運用&マーケティング/案件獲得支援あり

スキルスキップは女性向けに特化したマンツーマンのSNS運用・SNSマーケティングスクールで、200以上の動画講座に加えて・案件獲得支援（ポートフォリオ作成・営業・案件リサーチ）までサポートしています。

受講生の実績としては5歳のママがSNS運用代行で月収30万円・接客業からSNSデザイナーで+10万円/月・サービス業からフリーランス転身で月収13万円アップなど、副業やフリーランスとしての実績も豊富にあります。

フォロワー数が2〜15万人超えの現役SNSマーケターが、ショート動画の作成からインスタ運用・SNSマーケティング・Webデザインまで、個別に指導してくれます。提携起業の紹介も行っており、案件紹介・副業や独立にもおすすめのSNS運用・マーケティングスクールといえます。

マケキャンby DMM 最大70%割引/現役マーケターが運用&戦略を個別指導/実務経験型

マケキャンby DMMの基本情報｜費用・受講期間・形式・案件獲得保証・特徴

マケキャンby DMMはWebサービス大手のDMMグループが運営しているWebマーケティングスクールで、採用率1%のマーケターが講師を努めています。

また経産省のリスキリング補助金対象になっているため、最大で受講料が70%（56万円）割引になるので、費用を抑えて実践的なWebマーケティングスキルを身につけられます。

コースは下記のように大きく3つの種類があります。

• マケキャン副業コース：最短2週間でWebマーケターを目指す
• マケキャン個別指導コース：未経験から最短3ヶ月でWebマーケターを目指す
• マケキャン転職コース：最短4週間でWebマーケティングの実務習得を目指す

企業に一度入社してからフリーランス・独立を目指す方は転職・プレミアムコースがおすすめで、すぐに副業やフリーランスとして活動したい方には学習コースが向いています。

学習コースでは広告運用やSNSマーケティング・SEOの基礎を最短4週間で学習し、実践学習で実務スキルを習得できます。講師も採用通過率1%の現役マーケターが個別指導してくれて、短期でスキルが身につけられます。

マケキャンby DMMのメリット・特徴

マケキャンby DMMは、未経験からWebマーケターへの転職を目指す方に特化したオンラインスクールです。​最大の特徴は、実務に即したアウトプット重視のカリキュラムで、広告運用や戦略設計などを実践的に学べる点です。

​現役のWebマーケターが講師を務め、個別添削やマンツーマンのキャリアサポートを提供しています。​転職成功率は98％と高く、特に広告代理店への転職実績が豊富です。​

また転職保証制度があり、万が一転職できなかった場合には受講料の半額が返金される仕組みも整っています。

​さらに、リスキリング支援事業の補助金対象講座として認定されており、条件を満たせば受講料の最大70％（上限56万円）が補助されるため、費用面でも安心して受講できます。

マケキャンby DMMの口コミ・卒業後の進路

受講生からは、「実践的なカリキュラムで即戦力としてのスキルが身についた」「キャリアアドバイザーのサポートが手厚く、安心して転職活動ができた」といったポジティブな口コミが多く寄せられています。​

卒業後の進路としては、約77％が広告代理店、19％が事業会社のマーケティング職へと転職しており、未経験からでも短期間でWebマーケターとしてのキャリアをスタートさせることが可能です。

​また転職後に年収が50〜80万円アップしたという報告もあり、キャリアアップを目指す方にも適したスクールと言えます。

マケキャンby DMMのデメリット・注意点

一方で、マケキャンby DMMにはいくつかの注意点もあります。​まず、受講料が他のスクールと比較して高めに設定されており、転職コースの受講料は約69万円となっています。​

ただしリスキリング支援事業の補助金を活用すれば、実質的な負担を軽減することが可能です。​また、カリキュラムは広告運用に特化しているため、SEOやSNSマーケティングなどを幅広く学びたい方には不向きかもしれません。​

さらに学習内容は実践的である分、課題の難易度が高く、仕事と両立しながらの受講には相応の努力が求められます。​これらの点を踏まえ、自身の目的やライフスタイルに合ったスクール選びをすることが重要です。

• マケキャン副業コースの申し込みフォーム
• マケキャン個別指導コースの申し込みフォーム
• マケキャン転職コースの申し込みフォーム

BUZZ SCHOOL 代表のフォロワー59万人/テスト/個別コーチング

BUZZ SCHOOLはSNSマーケティングスクールの中でも、特にインフルエンサーマーケティングに強みを持つスクールです。

代表講師はフォロワー59万人を誇る現役インフルエンサーで、SNSを活用して効果的にフォロワーを伸ばすノウハウを実践的に学べます。

受講料は約20万円台からで、相場より手頃に設定されているのも魅力。カリキュラムは独自のテストや課題が豊富で、確実に実践力を養えるよう工夫されています。

また、個別コーチングが充実しているため、一人ひとりの目的や理解度に合わせてきめ細かな指導を受けられる点も特徴です。

インスタグラムやTikTokを使って個人やビジネスの認知度を高め、フォロワーを増やしたい方、短期間でSNS運用の実践スキルを身につけたい方に最適です。

SAKIYOMIスクール モニター講座10分無料/3ヶ月で案件獲得を目指す

SAKIYOMIスクールは、インスタグラム特化型のSNSマーケティングスクールとして、案件獲得を3ヶ月間で目指せるのが特徴です。

価格帯も20万円台〜と安価で、初心者や副業希望者にも始めやすい料金設定となっています。

スクールでは無料で10分間のモニター講座が受けられるため、事前に自分に合うかどうか確認してから入会できます。

カリキュラムはインスタ運用の基礎からフォロワー獲得の具体的ノウハウ、案件獲得方法まで段階的に学べる実践的内容で構成され、卒業後すぐに副業やフリーランスとして活動できる実践力が養えます。

講師も現役のSNS運用者が務めるため、最新のノウハウをリアルタイムで学べるのも強みです。

「案件獲得をゴールに明確にしたい方」や「短期間で副業として収益化したい方」に特におすすめのスクールです。

リスキリング補助金・教育訓練給付制度対象のSNS運用代行スクールの選び方

どの分野（Instagram・TikTok・YouTube）に強いスクールか把握する

補助金・給付金対象のSNS運用代行スクールを選ぶ際は、まずどのSNS分野に強みを持っているかを明確に把握することが重要です。

Instagram、TikTok、YouTubeでは、求められるスキルや運用ノウハウが大きく異なります。

例えば、Instagramであればリール設計や世界観づくり、TikTokでは短尺動画の構成力やトレンド理解、YouTubeでは企画力や分析力が重要になります。

スクールによっては幅広く学べる反面、内容が浅くなるケースもあるため、自分が将来仕事にしたい媒体を軸に、専門性の高いカリキュラムが用意されているかを確認しましょう。

講義形式はオンライン・通学・ハイブリッドのどれか確認する

補助金・給付金対象スクールは、講義形式もさまざまです。完全オンライン型は場所を選ばず学習できる反面、自己管理が求められます。

通学型は講師に直接質問できるメリットがありますが、通学時間の確保が必要です。最近では、オンラインと通学を組み合わせたハイブリッド型も増えています。

補助金を活用して受講する場合、無理なく継続できる学習スタイルかどうかが非常に重要です。自分の生活リズムや仕事状況に合った形式を選ぶことで、途中離脱のリスクを減らせます。

案件参画やアカウント運用など実践的な学習カリキュラムであるか

補助金対象のスクールであっても、座学中心で実践が少ないケースもあります。SNS運用代行で成果を出すためには、実際に手を動かし、試行錯誤する経験が欠かせません。

案件参画や実在アカウントの運用、課題ベースのアウトプットが用意されているかを確認しましょう。

特にリスキリング補助金は転職前提の制度であるため、実務に近い経験を積めるかどうかが、転職成功にも大きく影響します。実践比率が高いスクールほど、補助金を活かす価値も高まります。

現役のプロSNSマーケターが講師担当しているか

補助金対象かどうかに関わらず、講師の質はスクール選びの最重要ポイントです。現役でSNS運用代行やマーケティング支援を行っているプロが講師を担当しているかを必ず確認しましょう。

過去の実績だけでなく、現在も運用しているアカウントやクライアント事例が公開されているかが判断材料になります。

現場を知る講師であれば、アルゴリズムの変化や最新トレンドを踏まえた実践的な指導が期待できます。

転職サポートが充実している方が補助金を獲得しやすい

特にリスキリング補助金を利用する場合、転職サポートの充実度は重要なポイントです。

キャリア面談、職務経歴書の添削、求人紹介などが用意されているスクールは、補助金制度の要件とも相性が良い傾向があります。

転職活動への参加やキャリア支援が制度上求められるため、スクール側のサポート体制が整っているほど、スムーズに補助金を活用しやすくなります。

単なるスキル習得だけでなく、キャリア設計まで伴走してくれるかを確認しましょう。

転職実績は豊富にあるか

補助金・給付金対象スクールを選ぶ際は、具体的な転職実績が公開されているかも重要です。

どのような企業に、どの職種で転職しているのかが明示されていれば、受講後のイメージがしやすくなります。

SNS運用代行だけでなく、Webマーケターや広報、広告運用職など、関連職種への転職実績があるかも確認しておくと安心です。実績が曖昧な場合は、数字や事例を質問してみるのも有効です。

補助金の申請サポートも行なっているか

補助金や給付金は、申請手続きが煩雑で分かりにくい点がデメリットです。そのため、スクール側が申請サポートを行っているかどうかは必ず確認しましょう。

必要書類の案内や申請タイミングのサポートがあるだけでも、負担は大きく軽減されます。

特にリスキリング補助金は手続きの流れが複雑なため、実績のあるスクールを選ぶことで、申請ミスや取りこぼしを防ぎやすくなります。

卒業生の口コミや評判・年収はどうか

最後に確認したいのが、卒業生の口コミや評判、受講後の年収・収入事例です。公式サイトの声だけでなく、SNSやブログなど第三者の情報も参考にしましょう。

「補助金を使って本当に満足できたか」「転職や副業につながったか」といったリアルな声は、スクール選びの大きな判断材料になります。

費用負担を抑えられる制度だからこそ、内容と成果のバランスが取れているかを慎重に見極めることが大切です。

補助金・給付金対象のSNS運用代行スクールの注意点・デメリット

リスキリング補助金は政府が認可したスクールのみが対象で多くない

リスキリング補助金は、経済産業省が指定・認可した講座のみが対象となるため、すべてのSNS運用代行スクールで利用できるわけではありません。

実際には対象スクールの数は限られており、学びたい内容や形式と補助金対象講座が一致しないケースもあります。

そのため「補助金が使えるから」という理由だけでスクールを選ぶと、学習内容が自分の目的に合わない可能性があります。

補助金の有無だけで判断せず、カリキュラムの質や実践性、転職・副業につながる内容かを優先して検討することが重要です。

それぞれの受給資格・要件を満たしてないと給付されない

リスキリング補助金や教育訓練給付制度は、誰でも必ず受給できる制度ではありません。雇用形態や雇用保険の加入期間、転職意思の有無など、細かな受給要件が定められています。

例えば、教育訓練給付金は雇用保険の加入年数が足りない場合、対象外になることがあります。

また、リスキリング補助金は転職を前提とした制度のため、副業目的のみの場合は要件を満たさないケースもあります。受講前に「自分が対象者かどうか」を必ず確認することが重要です。

給付金や補助金は後払いなので受講料は最初に負担する必要がある

補助金・給付金制度の大きな注意点として、いずれも後払い方式である点が挙げられます。受講開始時に割引されるわけではなく、まずは受講料を全額自己負担で支払う必要があります。

その後、修了要件や申請条件を満たした場合に、補助金や給付金が支給されます。そのため、手元資金に余裕がない場合は、一時的な金銭負担が大きく感じられる可能性があります。

分割払いの可否や、支払い方法についても事前に確認しておくと安心です。

受講した講座修了の1ヶ月以内に支給申請を行う必要がある

教育訓練給付金をはじめ、多くの給付制度では、講座修了後1ヶ月以内といった申請期限が定められています。

この期限を過ぎてしまうと、条件を満たしていても支給されないケースがあります。忙しさや手続きの煩雑さから申請を後回しにしてしまうと、補助金を受け取れないリスクがあるため注意が必要です。

スクール側が申請サポートを行っているか、必要書類やスケジュールを事前に案内してくれるかも、選定時の重要なチェックポイントになります。

リスキリング補助金は転職後1年間の就労で最大70%（追加20%）が支給

リスキリング補助金は最大70％の補助が魅力ですが、その全額が一度に支給されるわけではありません。

一般的には、講座修了時に50％、転職後に一定期間（原則1年間）就労を継続することで、追加で20％が支給される仕組みです。

そのため、転職後すぐに離職した場合や、条件を満たさなかった場合は、満額を受け取れない可能性があります。

補助金ありきで計画を立てるのではなく、転職後も継続して働く前提で活用する制度であることを理解しておく必要があります。

リスキリング補助金・教育訓練給付制度の申請方法・受け取り方

リスキリング補助金の必要書類一覧や申請方法・ステップ

リスキリング補助金は、経済産業省が主導する「転職前提」の補助制度であるため、申請フローと必要書類が比較的細かく定められています。

大きな特徴は、受講前・受講中・修了後・転職後と複数のフェーズで手続きが発生する点です。基本的な流れを理解しておかないと、要件を満たせず支給されない可能性もあるため注意が必要です。

主な申請ステップは以下の通りです。

• 経産省指定のリスキリング補助金対象講座を選択
• キャリア面談や事前ヒアリングへの参加
• 受講申し込み・受講料の全額支払い
• 講座修了（修了証明の取得）
• 修了時点での補助金申請（50％分）
• 転職活動・転職先への就業
• 一定期間（原則1年間）就労後に追加申請（20％分）

必要書類としては、以下が一般的です。

• 受講修了証明書
• 受講料の支払い証明（領収書など）
• キャリア面談や転職活動の実施証明
• 転職先の雇用契約書や就業証明書

申請は原則オンラインで行われ、期限内に手続きを完了させることが必須です。

スクール側が申請サポートを行っている場合も多いため、受講前に「どこまでサポートしてもらえるか」を必ず確認しておくと安心です。

教育訓練給付制度の必要書類一覧や申請方法・ステップ

教育訓練給付制度は、厚生労働省が管轄する制度で、雇用保険の被保険者を対象にしています。

リスキリング補助金と比べると、手続きは比較的シンプルですが、受講前の事前確認と受講後の期限管理が重要になります。

基本的な申請ステップは以下の流れです。

• ハローワークで受給資格の事前確認
• 教育訓練給付金対象講座への申し込み
• 受講料の支払い・講座受講
• 講座修了
• 修了後1ヶ月以内にハローワークで申請
• 給付金の支給

必要書類としては、主に以下が求められます。

• 教育訓練給付金支給申請書
• 受講修了証明書
• 受講料の領収書
• 本人確認書類
• 雇用保険被保険者証

教育訓練給付制度は後払い方式のため、受講料は一度全額自己負担となります。

また、講座修了後「1ヶ月以内」という申請期限を過ぎると給付対象外になるため、スケジュール管理が非常に重要です。

事前にハローワークで説明を受けておくことで、申請漏れや書類不備のリスクを減らせます。

両制度とも、「制度を理解してからスクールを選ぶ」ことが、補助金・給付金を確実に受け取るための最大のポイントです。

リスキリング補助金・給付金対象SNS運用代行スクールに関するよくある質問

リスキリング補助金でSNS運用代行スクールを学ぶといくら支給ですか？

リスキリング補助金を利用してSNS運用代行スクールを受講した場合、受講費用の最大70％が支給対象になります。

一般的には、講座修了時に50％、転職後に一定期間（原則1年間）就労を継続することで、追加で20％が支給される2段階制です。

例えば、受講料が40万円の場合、最大で28万円が還元される計算になります。

ただし、支給額は講座内容や条件の達成状況によって異なり、転職が成立しなかった場合は追加分が支給されないケースもあります。

あらかじめ満額を前提にせず、制度の仕組みを理解したうえで活用することが大切です。

リスキリング補助金と教育訓練給付金は併用できますか？

原則として、リスキリング補助金と教育訓練給付金を同一講座で併用することはできません。それぞれ管轄省庁や制度目的が異なり、二重支給は認められていないためです。

そのため、受講前にどちらの制度を利用するかを選択する必要があります。

転職前提で受講する場合はリスキリング補助金、在職中のスキルアップや副業目的であれば教育訓練給付金が向いているケースが多いです。自分のキャリア目的に合わせて、最適な制度を選びましょう。

育休中の主婦でもリスキリング補助金・給付金の対象になりますか？

育休中の主婦でも、条件を満たしていればリスキリング補助金や教育訓練給付金の対象になる可能性があります。

教育訓練給付金については、雇用保険の被保険者資格が維持されているかどうかが重要なポイントです。

一方、リスキリング補助金は転職を前提とした制度のため、育休後の転職を明確に想定している場合に対象となるケースがあります。

ただし、個々の状況によって判断が分かれるため、事前にスクールやハローワークへ相談して確認することをおすすめします。

無職の主婦やフリーターでもリスキリング補助金・給付金は対象になりますか？

無職の主婦やフリーターの場合、教育訓練給付金は原則として雇用保険の被保険者であることが条件となるため、対象外となるケースが多いです。

リスキリング補助金も、在職者を主な対象としている制度のため、無職の場合は対象外になる可能性が高いのが実情です。

ただし直近まで雇用保険に加入していた場合など、例外的に対象となるケースもあるため、必ず最新の制度内容を確認しましょう。制度の利用可否は個別判断になることが多いため、事前相談が重要です。

補助金や給付金の申請から支給までの期間はどれくらいですか？

補助金・給付金の支給までの期間は制度によって異なります。教育訓練給付金の場合、講座修了後に申請を行い、おおむね1〜2ヶ月程度で支給されることが一般的です。

一方でリスキリング補助金は2段階制のため、講座修了時の50％分は比較的早く支給されますが、追加の20％は転職後に一定期間就労した後の支給となります。

そのため、満額受給までには1年以上かかるケースもあります。資金計画を立てる際は、支給までの期間も考慮しておくことが重要です。