マーケティングも学べるWebデザインスクール6選！現役マーケターが選び方やメリットを解説

WebデザインだけでなくWebマーケティングもセットで学習したいという方もいるのではないでしょうか。筆者はディレクター・CMOを経験しておりその観点からいえば、売れるデザイン・戦略を理解したデザイナーは貴重です。

今回はマーケティングも学べるWebデザインスクールがおすすめの理由やメリット・選び方のポイントを解説しながら、おすすめスクールを紹介していきます。

マーケティングも学べるWebデザインスクール6選！

DMM WEBCAMP 最大70%割引/Adobe2ヶ月無料/月額13,108円〜/Figma/ STUDIO

DMM WEBCAMPの基本情報｜費用・受講期間・形式・案件獲得保証・特徴

DMM WEBCAMP デザインコースは経産省が指定するリスキリング補助金対象のため、受講料が最大70%（38万円）割引になるためコストを抑えたい方におすすめのマンツーマンWebデザインスクールです。

サイト・LP制作に必要な基礎から実践スキルまでを学習し、Illustratorに加えてベンチャー企業で増えているFigma・STUDIOなども学習します。

またサイト運用に必要なSEO・HTML・CSS・JavaScript・JQueryもカリキュラムに含まれており、Web制作に関して包括的に学習ができます。

加えてAdobe Creative Cloudコンプリートプランが2ヶ月無料で利用でき、未経験の方でも安心して利用ができるため満足度は90%以上と高い数値を誇っています。

DMM WEBCAMP Webデザインコースのメリット・特徴

DMM WEBCAMP デザインコースは、初心者でも短期間で実践的なスキルを習得できるオンライン型スクールです。最大の特徴は、現役のプロデザイナーによるマンツーマンサポートと実務に直結したカリキュラムであることです。

PhotoshopやIllustratorといった基本的なツールの使い方から、WebサイトやLP制作まで幅広く網羅しています。また、学習期間中は質問回数無制限のチャットサポートがあり、疑問を即座に解決できます。

さらにポートフォリオ制作サポートが手厚く、卒業後すぐに副業やフリーランスとして活躍できる実力を身につけられる点もメリットです。

DMM WEBCAMP Webデザインコース口コミ・卒業後の進路

DMM WEBCAMP デザインコース受講生の口コミでは、「初心者でも安心して学べる環境が整っていた」「マンツーマンサポートのおかげで挫折せずにスキルアップできた」と評価されています。

特に質問への対応が迅速で丁寧な点や、受講生同士の交流が活発で、モチベーションが維持できたという声もあります。

卒業後の進路としては、副業やフリーランスとして案件を獲得し、収入を得るようになった方や、Webデザイン会社への転職を成功させた方もいます。ただし、転職活動においては自主的なポートフォリオの強化が必要になるケースもあります。

DMM WEBCAMP Webデザインコースデメリット・注意点

DMM WEBCAMP デザインコースのデメリットは、受講料が他のスクールと比べてやや高めに設定されている点です。充実したマンツーマンサポートやポートフォリオ作成支援がある分、費用は比較的高額になります。

またオンライン完結型のため、自己管理能力が求められます。特に完全初心者の場合、自主的にスケジュール管理や復習を行わないとスキルが定着しにくいことがあります。

さらに、転職保証制度がなく、転職や独立を目指す方は受講中から主体的に行動し、自らの力で案件獲得や求人応募を進める必要があります。

インターネット・アカデミー 64万円割引/現役プロ講師が指導/ママ向けあり

インターネット・アカデミーの基本情報｜費用・受講期間・形式・案件獲得保証・特徴

インターネット・アカデミーは経産省から認可されたリスキリング補助金対象のため、受講料最大80%（64万円）が割引になるおすすめのWebデザインスクールで、25年以上の運営歴があり卒業生も3万人以上の実績があります。

IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックツールの基礎から学べる料金の安い単科講座から、未経験からWebデザイナーを目指す実践的コースまでさまざまなカリキュラムが用意されています。

現役プロ講師がマンツーマンで指導を行い、受講形式もオンライ型・教室受講型を選ぶことができます。教育給付金の対象コースにもなっており10万円が戻ってくる・最大70%OFFになるコースもあります。

また転職サポートも手厚く口コミなどでも評判が高く、Webデザイナーやマーケターに転職したい方にはおすすめのスクールです。

7日間の無料体験コースがあるためまずは、無料体験に申し込みをしてみましょう。

インターネット・アカデミー Webデザインコースのメリット・特徴

インターネット・アカデミーは実践的なスキルを体系的に習得できるのが特徴です。HTMLやCSSの基礎からPhotoshopやIllustratorを使用したデザイン制作、さらにJavaScriptなどの動的なWebサイト構築まで幅広く学べます。

また通学型とオンライン型の両方に対応しているため、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に学習できます。

さらに、講師は全員が現役のプロデザイナーやエンジニアであり、最新の業界動向を踏まえた実務に直結する指導を受けることができます。教育訓練給付金制度の対象コースもあるため、費用を抑えて受講できる点もメリットです。

インターネット・アカデミー Webデザインコースの口コミ・卒業後の進路

インターネット・アカデミーの受講生からは「講師が親切丁寧で初心者でも挫折せずに学習できた」「実務に即したカリキュラムで卒業後すぐにスキルを活用できた」といったポジティブな口コミが多く寄せられています。

卒業後の進路としては、Web制作会社やデザイン事務所への転職が多数見られ、実際に大手企業でWebデザイナーとして活躍している卒業生もいます。

またフリーランスとして独立し、案件を獲得して収入を得ている方もいます。就職・転職サポートが手厚く、履歴書やポートフォリオ作成指導、求人紹介などの支援が受けられることが高く評価されています。

インターネット・アカデミー Webデザインコースのデメリット・注意点

インターネット・アカデミーのデメリットとして、受講料がやや高めに設定されている点があります。内容が充実しているためコストに見合う価値はありますが、経済的な負担が心配な方は事前に予算を十分検討する必要があります。

また通学型の授業は東京など大都市に限定されており、地方在住者はオンライン受講が基本となります。そのため、直接対面指導を希望する方は注意が必要です。

さらに自主的な学習姿勢が求められるため、モチベーションやスケジュール管理に自信のない方は、学習計画を事前にしっかり立てる必要があります。

SHElikes 最大70%&35万円割引/Webデザイン以外も学べる女性向け月額制スクール

SHElikes（シーライクス）のの基本情報｜費用・受講期間・形式・案件獲得保証・特徴

SHElikes（シーライクス）は女性向けに特化した45以上の職種スキルに対応し、月額制で学び放題のビジネススクールです。

経済産業省が認可したリスキリング補助金対象のため、最大で35万円（50%）がキャッシュバックされるので、安く受講したい方におすすめです。

カリキュラムではSNS動画制作やYoutube編集があり、他にもWebデザインやマーケティング・ライティングといった周辺スキルを身に着けれるのが強みです。

しっかりとスキルを身に着けた方には案件紹介も行っており、1万件以上の案件紹介を行っています。また期間によっては無料体験レッスンの参加でMacBook Proも抽選でプレゼントしています。

SHElikes（シーライクス）のメリット・特徴

SHElikes（シーライクス）は、女性限定のオンラインキャリアスクールであり、動画編集をはじめ、Webデザインやライティング、マーケティングなど幅広いスキルを定額で学べるのが大きな特徴です。

特に、多彩なコースを自由に受講できるため、複数のスキルを身につけ、副業やフリーランスを目指す女性に最適な環境となっています。

また、オンラインコミュニティが非常に活発であり、受講生同士の交流や情報交換がしやすく、モチベーション維持にも役立っています。

さらに、定期的なイベントやキャリア支援の仕組みも充実しており、スキルだけでなく自己実現やキャリアアップを目指す女性にとって、非常にメリットの多いスクールです。

SHElikes（シーライクス）の口コミ・卒業後の進路

SHElikes（シーライクス）の卒業生は副業で収入を得たり、フリーランスとして独立しているケースが多く見られます。

特に口コミでは、「幅広いジャンルのコースを受けられるため、自分に合ったスキルを見つけやすかった」「仲間と励まし合えるコミュニティがあるため、最後まで挫折せずに学べた」といった良い評価が多いです。

卒業後は動画編集やWebデザイン、SNS運用など複数のスキルを組み合わせて副業をスタートし、月数万円〜数十万円を得るようになった方も少なくありません。

ただし、「卒業後すぐに高収入を得るのは難しく、実績作りや営業活動が必要だった」という現実的な口コミもあり、卒業後の自発的な行動や継続的な努力が重要になることも理解しておく必要があります。

SHElikes（シーライクス）のデメリット・注意点

SHElikes（シーライクス）のデメリットは、月額制で多くのコースを自由に受講できる分、自己管理やモチベーション維持が苦手な方には不向きな点です。特に、明確な目標や期限を自分で決めて取り組まないと、受講期間が長引き、結果的に費用が高くなる恐れがあります。

また定額制で複数コースを受講できる一方で、ひとつひとつのコースの内容は比較的基礎的なため、高度な専門スキルを深く学びたい場合には物足りなさを感じる可能性もあります。

さらに、女性限定のため、男性や幅広い層との交流ができないという点もデメリットとして考えられます。受講前に、自分の目標や学習スタイルに合致しているか慎重に確認しましょう。

nests 実践型/基礎から戦略・UI/UX/3DCG・XRも学べる/講師は現役のデザイナー

nests（ネスト）の基本情報｜費用・受講期間・形式・案件獲得保証・特徴

nests Digital Creative Academy（ネスト）は実際に年間約4,000件の制作案件を手がける制作会社が運営するWebデザイン・UI/UXデザインスクールです。

コースはWebデザイナーコース（費用約32万円、期間5〜6ヶ月）やUI/UXデザイナーコース（約39万円、期間5〜6ヶ月）、さらにUI/UXデザイナー総合コース（約68万円、期間12ヶ月）と目的に合わせて選択可能です。

形式は通学（東京・札幌・仙台）とオンライン両方に対応しているため、自分のライフスタイルに合わせて学習できます。また、制作会社が運営しているという特徴から、実案件への参加や制作現場と同じ環境で学習ができ、実務経験を積める環境が整っています。

nests（ネスト）のメリット・特徴

nests Digital Creative Academy（ネスト）メリットは、制作会社運営ならではの現場に即した実践的なカリキュラムにあります。Web業界のトレンドや実際の制作工程を反映した内容で、より実務に近いスキルを身につけることが可能です。

講師は全員現役のプロデザイナーやクリエイターで、豊富な経験に基づいた具体的なフィードバックを得られる点も魅力的です。特にUI/UX分野においては、実際にアプリやWebサービスのプロトタイプ作成からデザイン、改善までの一連の流れを体験できます。

さらに通学・オンラインどちらの形式でも同様の質の高い授業を受けられるため、地方在住や仕事と両立しながら学びたい方にも適しています。キャリア支援も充実しており、卒業後の転職や就職活動を強力にサポートしています。

nests（ネスト）の口コミ・卒業後の進路

nests Digital Creative Academy（ネスト）を卒業した方々の口コミでは、「未経験でも現場で使える実践的スキルをしっかりと身につけられた」「講師の指導が細かく丁寧で、実際の案件に近い経験ができた」など、満足度の高い評価が多く見受けられます。

特に実案件への参画経験が得られることから、卒業後は制作会社や事業会社のWebデザイナー、UI/UXデザイナーとして転職・就職を成功させる方が多数います。

またフリーランスとして独立し、Web制作やUI/UXデザイン案件を獲得し活躍している卒業生も多く、学習したスキルを活かして幅広い進路を選択しています。

卒業生向けのコミュニティも存在するため、卒業後も情報交換や案件紹介の機会が得られ、継続的なスキルアップが可能です。

nests（ネスト）のデメリット・注意点

一方でnests Digital Creative Academy（ネスト）のデメリット・注意点としては、カリキュラムが実務を前提とした高めの難易度である点が挙げられます。

そのため未経験でWebデザインやUI/UXデザインに挑戦する場合、予習や復習などの自主的な学習をしっかり行う必要があります。

また通学可能な教室が東京・札幌・仙台のみに限られるため、それ以外の地域に住んでいる方はオンラインのみでの受講となり、対面での細かなサポートを直接受ける機会が少なくなることもあります。

案件獲得や転職の保証が公式にはなく、自ら積極的にポートフォリオ作成や就職活動を進める必要があります。自身の目的や現状のスキルレベルを考慮し、十分に検討した上で受講を決定することが重要です。

mine 女性専用Web・ITスクール/国の給付金対象コースで受講料が最大80%割引

mine（マイン）の基本情報｜費用・受講期間・形式・案件獲得保証・特徴

mine（マイン）はママや主婦など女性向けのWeb・ITスクールで、補助金対象のため最大で受講料が80%割引になります。補助金にもいくつかの種類があり一般教育訓練給付金（20%）・専門実践教育訓練給付金（80%）・シングルマザーなら193万円安くなります。

カリキュラムではWebデザインの基礎からIllustrator・Photoshopの操作・Web制作・動画編集・AI活用など、幅広い内容が網羅されており、デザインだけでなく様々な在宅ワークの仕事にキャリアチェンジが目指せます。

Web関連の仕事は働き方が自由で幅広い業界で活躍でき、転職や就職支援もサポートが充実しているため、ママさんにおすすめのスクールです。

mine（マイン）のメリット・特徴

mine（マイン）は1995年創業のWeb専門スクール「インターネット・アカデミー」が運営する、女性専用のWeb/IT学習ブランドです。

​Webデザイン、マーケティング、プログラミングなど、幅広い分野のスキル習得が可能で、柔軟な学習スケジュールや手厚いサポート体制が整っています。​

また国の給付金制度を活用することで、受講料の最大70%（最大56万円）の支給を受けられるため、経済的負担を軽減しながら学習を進めることができます。​

授業形式は「ライブ授業」「マンツーマン授業」「オンデマンド授業」の3タイプから選択でき、すべての講座がオンラインに対応しているため、自宅でも受講可能です。​

さらに個別のキャリア相談や履歴書・ポートフォリオの作成支援、就職・転職活動に関するアドバイスなど、充実したキャリアサポートが提供されています。

​これらの特徴により、mineは女性がWeb/IT分野でのキャリアを追求するための強固な基盤を築くためのサポートを提供しています。

mine（マイン）の口コミ・卒業後の進路

mine（マイン）の受講生からは、「実務に直結する内容で即戦力となるスキルが身についた」「サポートが手厚く、安心して学べた」といったポジティブなフィードバックが多く寄せられています。

​特に教材の質やサポート体制の充実が高く評価されています。​卒業後の進路としては、Webデザイナー、Webディレクター、プログラマー、ネットワークエンジニアなど、IT業界での就職やフリーランスとしての独立が報告されています。

​また在宅での働き方を実現した受講生も多く、子育てと仕事の両立を目指す方にとって魅力的な選択肢となっています。

mine（マイン）のデメリット・注意点

mine（マイン）を利用する際の注意点として、受講料が比較的高額であることが挙げられます。​ただし、国の給付金制度を活用することで、受講料の最大70%（最大56万円）の支給を受けられるため、経済的負担を軽減することが可能です。​

またオンライン学習が中心となるため、自己管理能力が求められます。​学習スケジュールの調整やモチベーションの維持が難しいと感じる方もいるかもしれません。​

さらに給付金の対象となる条件や自治体によっては、募集が終了している場合もあるため、事前に確認が必要です。​これらの点を踏まえ、無料カウンセリングを活用して、自身の状況に合った学習計画を立てることが重要です。

MamaEdu 最大193万円割引/個別指導で実践的/シンママ特化スクール

MamaEdu（ママエデュ）の基本情報｜費用・受講期間・形式・案件獲得保証・特徴

MamaEdu（ママエデュ）はシングルマザー・女性向けに特化したWebデザインスクールで、補助金対象になっているため最大で193万円が給付されます。

カリキュラムではWebデザインの基礎からIllustrator・Photoshopの操作・Web制作・動画編集・AI活用など、幅広い内容が網羅されており、デザインだけでなく様々な在宅ワークの仕事にキャリアチェンジが目指せます。

Web関連の仕事は働き方が自由で幅広い業界で活躍でき、転職や就職支援もサポートが充実しているため、ママさんにおすすめのスクールです。

MamaEdu（ママエデュ）のメリット・特徴

MamaEdu（ママエデュ）はインターネット・アカデミーが提供する、主にシングルマザーや子育て中の女性を対象としたWeb・ITスキル習得支援プロジェクトです。​

最大の特徴は国の給付金制度を活用し、最大193万円の支援を受けながら学習できる点です。​具体的には、高等職業訓練促進給付金や自立支援教育訓練給付金などを組み合わせることで、受講料以上の給付を受けることも可能です。

​提供される講座は、Webデザイン、プログラミング、AI、IoTなど多岐にわたり、個々のキャリア目標に合わせてカスタマイズできます。​また、オンラインと通学の両方に対応しており、フレキシブルな学習が可能です。

​さらにキャリアプロデューサーによる給付金申請サポートや、卒業後のキャリア支援も充実しています。

MamaEdu（ママエデュ）の口コミ・卒業後の進路

MamaEdu（ママエデュ）受講生からは、「給付金を活用して実質無料で学べた」「マンツーマンのサポートが手厚く、未経験でも安心して学習できた」といったポジティブな口コミが多く寄せられています。​

特にポートフォリオの添削や就職活動の支援が評価されています。​卒業後の進路としては、Webデザイナー、Webディレクター、プログラマー、ネットワークエンジニアなど、IT業界での就職やフリーランスとしての独立が報告されています。

​また在宅での働き方を実現した受講生も多く、子育てと仕事の両立を目指す方にとって魅力的な選択肢となっています。

MamaEdu（ママエデュ）のデメリット・注意点

MamaEdu（ママエデュ）を利用する際の注意点として、給付金の申請手続きが煩雑であることが挙げられます。​必要な書類の準備や自治体とのやり取りが必要であり、手続きに時間がかかる場合があります。​

またオンライン学習が中心となるため、自己管理能力が求められます。​学習スケジュールの調整やモチベーションの維持が難しいと感じる方もいるかもしれません。​

さらに、給付金の対象となる条件や自治体によっては、募集が終了している場合もあるため、事前に確認が必要です。​これらの点を踏まえ、無料カウンセリングを活用して、自身の状況に合った学習計画を立てることが重要です。

Webデザイン×マーケティングがおすすめの理由をディレクター・CMO経験者が解説

売れるデザイナーになるにはマーケティング知識も重要

Webデザインで副業やフリーランスを目指す方は多いですが、実際に稼げるデザイナーになるためにはデザインのスキルだけではなく、マーケティング知識が欠かせません。

なぜなら、デザインがきれいでも売上や成果に繋がらなければ継続して依頼をもらうことは難しいからです。

マーケティング知識を身につけることで、デザインを成果に結びつけることができ、クライアントの信頼を獲得できます。

Webマーケティングは広告運用やSEO、SNS運用など幅広い領域があり、ユーザー心理や購入動機を深く理解することで、ターゲットに響くデザインが可能になります。

またマーケティングスキルがあるとディレクターやプロデューサーなど上流工程の仕事も請け負いやすく、単価や収入が上がりやすくなります。

市場やマーケットを理解した顧客視点でのデザインができる

Webデザインとマーケティングを組み合わせると、市場やターゲットを意識した顧客視点のデザインが可能になります。

Webデザイン初心者はデザインの見た目や美しさに注目しがちですが、本来デザインは「ユーザーが求める情報をいかに届けるか」という役割があります。

マーケティングを学ぶことで、市場調査やターゲット設定、ユーザーの悩みやニーズの分析が行えるようになり、ユーザー目線で最適なデザインを作れるようになります。

顧客視点のデザインができると、CVR（コンバージョン率）向上につながり、クライアントの成果が明確に見えるため、継続依頼や案件獲得がしやすくなります。

またマーケットのトレンドを把握することで、競合との差別化や、提案力向上にもつながります。

競合分析やフレームワークなどビジネス戦略に沿ったデザインを作れる

Webデザインにマーケティングを取り入れる最大のメリットのひとつが、競合分析やマーケティングフレームワークを活用できる点です。

競合分析は競合サイトの強みや弱みを洗い出し、自社サイトを差別化するために必要なポイントを明確化します。

さらに3C分析やSWOT分析などのフレームワークを使えば、市場環境や自社・競合の状況を整理し、戦略的なデザイン設計が可能になります。

戦略的なデザインとは、単に美しいデザインではなく、売上や成果に直結する仕組みが組み込まれていることを指します。

こうした分析力と戦略的思考を兼ね備えると、デザインの根拠をクライアントに論理的に伝えられるため、単価交渉や提案力の強化にも役立ちます。

アクセス解析やヒートマップなどデータに基づいたデザイン改善・提案が可能

Webデザインとマーケティングを組み合わせるメリットとして、データ分析によるデザインの改善や提案力が挙げられます。

例えば、Googleアナリティクスやヒートマップツールを使ってユーザーの行動を可視化すると、ユーザーがどのページで離脱しているか、どのバナーやリンクがクリックされているかがわかります。

こうしたデータに基づいて、デザインのどこを改善すべきか、具体的な課題と改善策を提案できます。

データに基づく提案は、主観や感覚だけに頼らないため、クライアントにも納得してもらいやすく、成果に直結する可能性も高くなります。

データ分析力を身につけることで、デザイナーとしての市場価値が高まり、高単価案件や長期的な案件獲得に繋がりやすくなります。

売れるWebデザイナーとして市場価値が高まる

Webデザインにマーケティングを取り入れることで、市場価値の高い「売れるWebデザイナー」になることができます。

一般的にWebデザインだけができるデザイナーよりも、マーケティングスキルを兼ね備えたデザイナーの方が需要が高く、クライアントからも重宝されます。

マーケティングスキルを持ったデザイナーは成果を出しやすいため、継続的な依頼や紹介が増える傾向があります。

また自分自身の市場価値が高まることで、時給単価や案件単価もアップしやすくなり、副業でも十分な収益を得られる可能性が高くなります。

さらにマーケティングの知識があることで、自身のサービスを売り込む営業活動やセルフブランディングもしやすく、独立やフリーランスへの転身を目指す際にも非常に有利です。

ディレクター職へのキャリアアップが具体的にイメージしやすくなる

Webデザインスキルに加えてマーケティング知識を身につけると、ディレクターやプロデューサーといった上流工程の仕事へキャリアアップがしやすくなります。

ディレクター職はデザインだけでなく、戦略立案や分析、チームマネジメント能力も求められます。

マーケティングを学ぶことで、これらのスキルを体系的に身につけることができ、デザインの根拠や戦略性を持った提案が可能になるため、キャリアの幅が大きく広がります。

特に副業やフリーランスを目指す場合、ディレクター職に就ければ高単価案件を獲得しやすく、安定した収益を得られます。

マーケティングを学ぶことは、デザイナーとしてだけでなく、その先のキャリアを具体的に描くためにも非常に有効な手段です。

マーケティングが学べるWebデザインスクールの選び方

どのような内容を学習できるのか・学習範囲の確認*

Webデザインスクールを選ぶ際は、具体的にどのような内容を学べるかをしっかりと確認しましょう。

マーケティングも同時に学習したい場合、デザインだけでなく広告運用やSEO、アクセス解析といった幅広い内容をカリキュラムに取り入れているかをチェックします。

マーケティングは「Webデザインの成果を出すため」に欠かせないスキルです。

デザイン単体のコースではなく、マーケティングに関する授業や実践演習が充実しているコースを選ぶことで、実務で成果を出すためのスキルを身につけることができます。

またどの範囲までマーケティングを学べるかも重要です。

広告運用やSEOの基礎的なスキルに加えて、分析ツールの使い方、競合分析、市場調査、ターゲット設定などが含まれているスクールなら、デザインを成果に繋げる力がより強く身につきます。

目指したいキャリア支援があるか（副業や案件紹介・転職支援）

マーケティングが学べるWebデザインスクールを選ぶときは、自分の目的に合ったキャリア支援があるかを確認することも重要です。

副業をしたい方であれば、副業案件の紹介や獲得保証のあるスクールが向いています。

案件紹介があると初心者でも安心して副業をスタートできます。

また、転職を目指す方は転職サポートが充実したスクールを選びましょう。

履歴書や職務経歴書の添削、面接対策など具体的な支援を行っているスクールなら、卒業後に就職・転職をスムーズに進められます。

マーケティングスキルを持つデザイナーは市場価値が高くなりやすいので、特にマーケティング分野での求人や案件を紹介できるスクールだと、卒業後のキャリアアップや収入アップにつながりやすくなります。

卒業生の実績やキャリアパスが掲載されているスクールを選ぶのもおすすめです。

フレームワークやマーケティング戦略を学べるか

デザインだけではなくマーケティングまで学べるスクールを選ぶ際には、フレームワークやマーケティング戦略に関するカリキュラムがあるかどうかを確認しましょう。

具体的には、3C分析、SWOT分析、ペルソナ設定、カスタマージャーニーなどのフレームワークが学習内容に含まれているかがポイントです。

これらを学ぶことで、デザインをただの装飾ではなく、顧客視点に立った成果の出るデザインに仕上げることが可能になります。

特に副業やフリーランスを目指す方は、提案時にクライアントへの説得力を高めるためにもフレームワークや戦略立案力が重要になります。

またマーケティング戦略を学ぶことで、自身のデザインに対する根拠を明確に示せるようになり、クライアントからの評価も上がりやすく、継続的な案件獲得につながります。

受講スタイルはマンツーマンや通学・オンラインが選べるか

マーケティングが学べるWebデザインスクールを選ぶ場合、受講スタイルが自分のライフスタイルや学習スタイルに合っているかも重要なポイントです。

通学型は直接講師に質問や相談ができ、リアルタイムなフィードバックをもらえるのが魅力です。

一方でオンライン型なら場所や時間を問わず、自宅や外出先でも自由に学習できます。

さらにマンツーマン指導があるスクールなら、自分のペースに合わせて個別に指導してもらえるため、未経験や初心者でも安心して学べます。

忙しい社会人や主婦、学生の方は、オンラインでのマンツーマン指導があるスクールが特におすすめです。

いずれにしても、自分の環境や学習目的に合わせて柔軟に選べる受講スタイルを提供しているスクールを選ぶことで、無理なく継続的にスキルアップを図れます。

学習にかかる期間や費用は卒業後に何ヶ月で回収できるか

Webデザインスクールを選ぶ際には、学習期間や費用についてもきちんと把握する必要があります。

特にマーケティングまで学べるスクールは通常より少し高額になることも多いため、卒業後の副業や転職でその費用をどのくらいの期間で回収できるかを考えましょう。

副業を目指す場合、案件単価や時給単価をもとに受講料を何ヶ月で回収できるかシミュレーションするとよいでしょう。

転職や就職を目指す場合も、スクール卒業後に収入がどの程度アップするのかを調べて、投資対効果を考えながら選びます。

また教育訓練給付金やリスキリング補助金などの制度を利用できるスクールなら受講費用を抑えられ、より短期間で投資を回収できます。

これらの補助制度が利用可能かどうかも事前に確認しておくことが大切です。

マーケティングが学べるWebデザインスクールの注意点

Webマーケティングを理解するには実務経験が重要

Webデザインスクールでマーケティングの基礎を学ぶことはできますが、実際の仕事で成果を出すには、やはり実務経験が欠かせません。

マーケティングは実際の現場での試行錯誤が多く、教科書どおりの理論だけでは成功しにくいことが多いからです。

スクールで習ったことを実践で活かせるようになるためには、副業やアルバイト、インターンなど、実案件に参画する機会を意識的に作る必要があります。

スクールで学んだ内容を元に、自分自身で簡単なWebサイトやLPを作り、実際に広告運用を試してみるなど、具体的な行動が非常に重要です。

またデータ分析や改善施策の提案なども実務経験なしではスキルが身につきづらいので、副業案件やクラウドソーシングを積極的に活用して、経験を積んでいきましょう。

受講料が40〜60万円とやや高めで、期間も長くなる

Webデザインに加えてマーケティングまで学べるスクールは、受講料が40〜60万円前後と高めに設定される傾向があります。

また学習範囲が広くなる分、学習期間も4〜6ヶ月程度と通常のデザインだけを学ぶスクールよりも長くなります。

そのため受講前には、学習に投資した金額をどのくらいの期間で回収できるか、しっかりと計画を立てることが大切です。

特に副業で収入を得ることを目的としている場合、卒業後すぐに収益化できる保証はないため、費用対効果については慎重に検討しましょう。

また教育訓練給付金やリスキリング補助金など、受講費用を安く抑える制度が利用可能かどうかも確認しておきましょう。

可能ならこうした制度を利用して負担を減らし、安心して学習に集中できる環境を整えることをおすすめします。

卒業後も新しいトレンドをキャッチアップする必要がある

Webマーケティング業界は非常に変化が速く、スクールで学んだ知識だけでは数年後には通用しなくなってしまうことも珍しくありません。

特にSEOやSNSマーケティング、広告運用の領域はトレンドの移り変わりが早く、数ヶ月で手法が大きく変化することもあります。

スクール卒業後も最新のトレンドを追い続けることが必要であり、常に情報収集を行い、自身で検証や実践を繰り返してスキルをアップデートしていくことが大切です。

そのためには、マーケティング関連のニュースサイトや業界ブログを定期的にチェックすることに加え、卒業後もスクールのコミュニティやオンラインサロンなどに参加して、継続的に情報交換ができる環境を作るとよいでしょう。

売れるWebデザイナーになるポイントをディレクター・CMO経験者が解説

フレームワークや競合分析を用いたデザイン提案を意識する

売れるWebデザイナーを目指すには、デザインスキルだけでなくマーケティングの視点を取り入れることが重要です。

そのために、フレームワークや競合分析を使ったデザイン提案を意識しましょう。

特に「3C分析（顧客・競合・自社）」や「SWOT分析（強み・弱み・機会・脅威）」などのフレームワークを活用して、顧客や競合、市場状況を整理することがポイントです。

これにより、顧客に対して「なぜこのデザインが良いのか」を論理的に説明できるようになります。

デザイン提案の際に、根拠を明確に示すことでクライアントや上司からの信頼も高まり、結果的にデザイナーとしての価値が高まります。

競合分析を継続的に行い、市場のトレンドを把握し、デザインに落とし込んでいくことで、より成果が出るデザインが提供できるようになります。

営業や販売戦略・購買プロセスも考慮した目標達成ができるデザイナーを目指す

Webデザイナーとしてさらにレベルアップするには、営業や販売戦略、顧客の購買プロセスを理解することが欠かせません。

ただ見た目が美しいデザインを作るのではなく、「デザインがどのように売上や成果に繋がるか」を具体的にイメージできることがポイントです。

顧客がどのようなプロセスを経て商品やサービスを購入するのかを知り、そのプロセスを促進するデザインを作れるようになりましょう。

例えば、LP制作の際には顧客がどのポイントで購入を迷うかを考え、迷いを取り除くためのコンテンツやデザインを提案します。

デザインとビジネスの目標を直結させて考えることで、営業や経営層にも評価され、案件の単価も高くなります。

副業やフリーランスで稼ぎたい人は、成果に直結するデザインスキルを意識的に身につけていきましょう。

現状の改善点を明らかにし施策ごとにKPI管理を行う

売れるWebデザイナーになるには、ただデザインをするだけでなく、現状の課題を把握し、改善施策を提案できる力が重要です。

そのためには、現状分析を徹底的に行い、デザインに関する課題を具体的に洗い出す必要があります。

例えばGoogle Analyticsやヒートマップツールなどの分析ツールを活用し、ユーザーの離脱箇所や滞在時間が短いページを特定し、改善デザインを提案しましょう。

また施策ごとにKPIを設定し、数値で成果を管理することも大切です。クリック率（CTR）やコンバージョン率（CVR）などの具体的なKPIを設定し、デザイン改善後の効果測定を行うことで、自分の提案が正しかったか検証できます。

こうした数値を意識した改善サイクルを回せるデザイナーは、Webディレクターや経営者層からも高く評価されます。

コピーライティング・セールスライティングスキルを身に着ける

Webデザイナーがさらに市場価値を高めるためには、コピーライティングやセールスライティングのスキルを身につけることが効果的です。

デザインはユーザーの注意を引く重要な要素ですが、ユーザーに最終的に行動を促すのはテキストコンテンツです。

適切なコピーライティングができれば、ユーザーの購買意欲を刺激し、売上を大きく伸ばすことが可能になります。

そのためLP制作やバナー作成の際に、訴求力のあるコピーを書けるようになりましょう。

またA/Bテストを繰り返し実施して、どのコピーが最も効果的かをデータに基づいて判断できるようになれば、デザイナーとしての市場価値も大きく上がります。

スキルの幅を広げることで、副業案件や高単価案件の獲得もしやすくなります。

CPAや予算管理・投資効果や計画を描けるようになる

Webデザイナーとして高収入を目指すなら、マーケティング予算やCPA（顧客獲得単価）など数字面の理解も深めましょう。

例えば制作したデザインを用いて広告を運用した際に、どのくらいのCPAで獲得できているかを把握できると、次の改善ポイントが明確になります。

また広告運用の予算や投資効果（ROI）を考慮し、制作コストと成果を比較した戦略的な提案ができるようになれば、ビジネス感覚が優れたデザイナーとして評価されます。

こうした数字面を意識して、広告やマーケティング施策に貢献できるデザイナーはまだ多くないため、市場価値を高める大きな武器になります。

予算管理や投資効果を意識した提案ができるデザイナーは、副業でも企業案件を獲得しやすく、収入も安定しやすくなります。

プロダクトやサイトのUI/UX・USPを作れる人材になる

Webデザインの中でもUI/UX設計や、プロダクトのUSP（独自の売りとなるポイント）を明確に打ち出せるスキルは非常に重要です。

UI/UX設計はただ見た目が綺麗なだけでなく、ユーザーが快適に利用でき、満足度の高い体験を提供することを目指します。

そのためには、ユーザーのニーズを徹底的に理解し、ターゲットが求めるポイントを具体的に形にする必要があります。

またUSPを作り出すことができれば、市場における競争力を高めることが可能になります。

デザインを通じてプロダクトやサービスの魅力を明確に伝え、ユーザーの心を掴むことで、より大きな成果を生み出せます。

こうしたスキルがあれば、クライアント企業から高い評価を受け、案件単価も高くなりやすくなります。

経営全体を見渡せるCDOポジションを目指す

最終的には、経営全体を見渡せるようなCDO（Chief Design Officer）を目指すことも大きなキャリアアップの目標になります。

CDOは企業におけるデザイン戦略を統括し、ビジネス戦略との融合を図るポジションです。

この役職を目指すには、ただデザインだけでなくマーケティング戦略、予算管理、人材マネジメント、経営計画など幅広いスキルが必要になります。

Webデザイナーとして実務経験を積んだ後は、徐々にマネジメントや戦略設計に関する知識を身につけ、ビジネスとデザインを高い次元で統合できる人材になることを意識しましょう。

CDOになれば高い年収を得られるだけでなく、企業の経営戦略をリードする重要な役割を担うことができます。